アライメント調整 2008/03/15 126,000km

Z 糸を使用したアライメント調整を行いました。
ショップにお任せでも良いのですが、その金額が少々高いですね。
調整を行って\10,000〜¥20,000というところでしょうか?
自分でやるなら、駐車場1台分の平らな場所があればいつでも調整可能です。
リヤのみ調整を行いましたが、フロントについても測定方法は同じです。

サービスマニュアルによるビートの設計値は
フロント トータルトー:イン0±3mm
リヤ トータルトー:イン1±3mm

リヤはトーインが基本ですが、今回はトーゼロに調整します。
この調整方法は、トータルトーではない車体中心に対するトーを設定するので
それなりに正確なトー調整ができる、はず。


Z
調整方法は次の通り。
@前後の仮想トレッドを測定する(センターキャップ基準)
A車体中心線に並行な糸を張る
Bその糸を基準にリムまでの寸法を測定する
Cトーを目標値に調整する
以上です。

←アライメント調整模式図
図で説明するのが簡単なので、参考にしてください。
前後の仮想トレッド差を利用して
車体中心線と平行に糸を張ります。
仮想トレッドを測定するために、写真のような
簡単なジグを製作します。
センターキャップの中心にボルトを通して、糸を垂らします。
少々躊躇しましたが、思い切って穴あけ。

※加工の際気づいたこと
 "SPRINT HART"のラベルがアルミプレートだった!
 時代が違うなぁ。
ボルトから先端に割りピンを結んだ糸を垂らし、
その先端が地面に触れるところにマーキング。
これを左右で行い、その距離を仮想トレッドとします。

センターキャップ付きのホイールはこの方法で良いけれど、
他のホイールでは…ドウシヨウ?(^^;)
僕のビートの仮想トレッド値です。
ホイール、糸のかけ方等によってこの値は変わりますが、同じクルマであれば、前後トレッド差は一定です。
このトレッド差を利用して糸を張ります。

左 フロント:1465mm、右 リヤ:1481mm
 
 
リジッドラックを使用して、前後のタイヤ中心を通る高さに糸を張ります。

 
 
今回はトレッド差が16oなので、前後8oの差となるように糸を張れば車体中心線と平行になります。
リジッドラックの位置を微調整しながら、寸法出し。
左 フロント:29o、右 リヤ:21o

 
糸の設置が終了したら、トーの測定です。
糸とリムの前縁、後縁の間の寸法をそれぞれ測定します。
前=後ならトーゼロ
前>後ならトーイン
前<後ならトーアウト となります。
写真は前後28o、トーゼロに調整後の状態です。

 
写真のボルト(17mm)を緩め
奥のアジャストカムを回転させてトーを調整します。

使用した24のスパナは厚さ8.8mm。
厚いものは隙間に入らず、使用不可かもしれません。

ビートはリフトアップせずに調整ができるので楽ですね。


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