ワンアームワイパー化


 まずはワイパーを外してフロントカウルを外します。
クリップを抜くと前側のゴムシールが取れます。
そしてここからが問題の作業。カウル本体を持ち上げるのだけれど、
そのクリップが曲者で…。

サービスマニュアルには「45度回転させて外します。」
なんて書いてあるけれど、その通りやっても外れる気配なし。
「思いっきり手前に引く」とか「クリップが壊れる」
などの情報を知っていたので、覚悟を決めてやってしまいます。
力を込めて、グッ。(ムム。)
グググイッ(ムムム!)
パ ッ キ ー ン (!!!)
あぁ、後戻りできない。
なんかこんなのばっかりだな(笑)。


ハイ壊れましたの図。
左はクリップ取付け部が割れ、右は白いクリップが割れました。
ほとんどのクリップが使い物にならなくなりました。ハァ…。


と、ここまでが前置きで、これからが本番です。

運転席側のワイパーピボットを加工しました。
まずピボットのアームを平らに延ばします。
ウィンドー全体を拭き取れるように、動作角をなんとなく算出して
ボール・回転軸間距離を約10o詰めることに決定。
裏側を削り、プレスでリンクのボールを抜き取ります。
アームに穴を開け直してボールを溶接。
あとは実際に動かしてみて、
モーターからのロッドに逃げをつくって完成です。



が、動作角について深く考えていたわけではないので
作動させると、ワイパーの先端がウィンドーから
わずかにはみ出してしまいました…
10mm詰めたのは少し多すぎたようです。要改良(- -;)

ワイパーの位置を調整して取付です。
ウィンドー下端まで動くようにつくったので
ワイパーブレードはそのまま使用しました。
普段はちょっとかっこつけて、こんなふうに止めてみます。





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